今回の ホンダのエアウェイブの修理。
これは、本当に、どこの工場にいっても、「交換」と、
言われてしまい、
井組自動車の匠の技術をフル活用して、
かつ、
作業時間が多時間に渡り、
ようやく、作業完了した、修理の技術の結晶です。
修理工程が多岐に渡り、長時間であったことから、
修理の写真枚数も、相当数に渡ります。
ディーラーでの見積もり金額は、最低40万円以上、
とのこと。
確かに、そうですね。
で、他の修理工場であれば、
クゥオーターの交換になってしまうことから、
修理を嫌がられてしまうような場所です。
が、匠の技術を持ち、板金歴40年以上のプロの職人さんが、
直しますと、このようになります。
実際、これほどの凹み。
2重ラインに渡る複雑な凹みを直せる職人さんは、
日本で、どれだけ、いるのでしょうか?
では、下記、修理工程をご覧になっていただければ、
幸いです。
今回の修理箇所は 大きく分けて
・リア クゥオーター
・リア バンパー
・リア ドア と クゥオーター との すきま
ドアの内側にまで凹みがあります
クゥオーターに大きな凹みがあります。
ラインとラインにまたがって、凹んでおります。
このような凹みが一番直しにくいです。
テールレンズ・バンパーを、はずしました。
ハンマリングをするために、内張りもはずしました。
さぁー、直していきます。
板金職人、プロの腕の見せ所です。
こちらの様子を、動画で、ご紹介させていただきます。
※動画(その1) クリックをお願いします
※動画(その2) クリックをお願いします
今回は、こちらの溶接機が大活躍です
こちらの溶接機を使って、作業をしていきます。
溶接の様子の動画は、こちらです。
※動画(その3) クリックをお願いします
鉄板のたたき出しで、ある程度、鉄板の形を、
整えたら、パテで、形作っていきます。
こちらの、パテの作業の様子の動画は、こちらです。
※動画(その4) クリックをお願いします
※動画(その5) クリックをお願いします
今回は、補正用パテの前に、サフェーサーを入れて、
ボディのラインを分かりやすいようにします。
(何気に、この作業も、ポイントです)
そして、サフェーサの後に、補正用のパテをつけ、とぎます。
ある程度のラインを形づくります。
更なる 綺麗なラインを作るために 紙テープで ライン取りします。
ここまでの作業を動画でご覧になっていただけたら幸いです。
※動画(その6) クリックをお願いします
※動画(その7) クリックをお願いします
※動画(その8) クリックをお願いします
※動画(その9) クリックをお願いします
→紙テープのラインに沿った緻密な とぐ 作業を
ご覧になることが出来ます。
※動画(その10) クリックをお願いします
→紙テープのラインに沿った緻密な とぐ 作業を
ご覧になることが出来ます。
そして、この後は、通常の板金塗装と同じ流れでして、
マスキングをして、
塗装をして、
磨きの作業に入ります。
リアのクゥオーターは、このような感じで、
塗装完了です。
ドアの内側も、板金をしたので、
サフェーサーをいれ、
下地をいれて、
塗装をします。
次に、リアバンパーの傷補修に入ります。
修理前は、このような感じです。
修理後は、このような感じです。
ということで、完成した エアウェイブは
2重のラインも、しっかりと、綺麗にOK!
クゥオーターと、ドアとのすきまも、バッチリOK!
ドアの内側もOK!
全体像は、このような感じでOK。
ディーラーで、最低30万円と言われた修理内容を、
井組自動車は、
18万円にて、修理させていただきました。
交換をしてしまえば、作業時間が少なくて楽だけれど、
それだと、
お客様の金銭的負担が大変なので、
作業が大変だけれど、
「交換」ではなくて、「修理」させていただきました。
以上が、井組自動車の本当の板金技術による
「交換」ではなく、「修理」の作業例でした。